Friday, January 17, 2020 9:26 AM
四半世紀、記憶に刻む 犠牲者へ祈り、令和でも
6434人が犠牲となった1995年の阪神大震災は17日、発生から25年となった。兵庫県内各地の追悼式典では、地震発生の午前5時46分に合わせ市民らが黙とうした。時代が令和になっても、忘れず心に刻むとの決意が広がった。午後には東日本大震災の被災地へも祈りをささげた。
遺族や被災者は四半世紀たって高齢化し、記憶や経験を語り継ぐのは難しくなりつつある。一方、昨年も巨大台風が列島を襲い、「災害多発時代」を迎えて防災や復興、被災者支援といった「阪神」の教訓を次世代につなげる取り組みが改めて課題となっている。
犠牲者の氏名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」がある神戸市中央区の公園「東遊園地」では「1・17のつどい」が営まれ、約5000本の竹灯籠で形作られた「きざむ 1・17」の文字が浮かび上がる中、多くの市民が手を合わせて肉親や知人を悼んだ。(共同)
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