Tuesday, January 21, 2020 9:31 AM

移民集団、治安当局と衝突 メキシコ国境、催涙弾使用

 【ロサンゼルス共同】中米諸国から米国を目指す移民集団のうち数百人が20日、グアテマラから国境を越えて隣国メキシコに入国しようとし、治安当局との間で衝突が起きた。移民らは投石し、治安当局は催涙弾を使用して応戦した。メキシコメディアなどが伝えた。

 トランプ政権はメキシコに懲罰関税の発動を突き付けて移民問題への対応を迫り、メキシコ政府は国境警備の強化に乗り出した。それでも移民らが米国を目指す動きは続いており、混乱は今後さらに拡大する恐れもある。

 移民らは20日、グアテマラ側から国境沿いの川を歩いてメキシコ側へ渡り、治安当局と小競り合いになった。ロイター通信によると、グアテマラでは先週以降、ホンジュラスから少なくとも4000人が入国。メキシコと国境を接する南西部の町では多くの移民がキャンプ生活を送っていた。