Tuesday, January 21, 2020 9:31 AM

民主候補、格差是正へ増税 トランプ氏と対照的

 米大統領選で政権奪還を目指す民主党の候補者は経済政策で、格差問題に対する不満の高まりを背景に、富裕層や企業への増税で中間層の立て直しを訴えている。一方で、トランプ大統領(73)は減税によって経済成長を促そうとしており、好対照をなしている。

 「億万長者や巨大企業に立ち向かうことを恐れない」。民主党候補者の最左派ウォーレン上院議員(70)は13日、ツイッターへの投稿で、経済界や市場関係者が警戒感を強める富裕層への増税や巨大IT企業の分割に改めて意欲を示した。

 ウォーレン氏は元ハーバード大教授。国民皆保険制度の導入や学生ローンの債務減免が公約の柱で、財源として5000万ドル(約55億円)超の資産を持つ富裕層への課税を打ち出している。(共同)