Tuesday, January 21, 2020 9:33 AM

国交省も管理簿不記載 桜見る会の推薦者名簿

 国土交通省は21日、首相主催の「桜を見る会」を巡る野党追及本部会合で、内閣府に提出した推薦者名簿の2010〜15年度分について、公文書管理法で義務付けられた「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかったと明らかにした。内閣府が参院側に提出した資料で、18年の桜を見る会に「各界功績者(総理大臣等)」として招待された人数が、7595人だった17年から約2000人多い9494人に急増していたことも判明した。

 各界功績者の増加が、桜を見る会の招待者膨張の大きな要因となっていたことが浮き彫りになった。

 名簿管理を巡っては、11〜17年度分の招待者名簿を管理簿に記載していなかったとして、内閣府の歴代人事課長5人が厳重注意処分となったばかり。野党は他の省庁にも不記載が広がっている可能性があるとみて、全省庁に調査を要求した。(共同)