Tuesday, January 21, 2020 9:34 AM

米経済、好調ぶりアピール トランプ氏、実績自賛

 【ダボス共同】トランプ大統領は21日、スイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、米経済が「過去になかったほど活気づいている」と好調さを強調した。米国の大型減税などを念頭に「各国は米国の例にならうべきだ」と自賛。米中貿易協議の部分合意など「米国第一主義」で取り組んだ3年間の実績を並べた。トランプ氏のダボス会議での演説は2018年以来、2年ぶり。

 米国は景気拡大局面が過去最長の11年目に突入。大型減税などで雇用情勢は底堅く、失業率は半世紀ぶりの低水準に改善したと説明した。国際通貨基金(IMF)も20年の米国の成長率を先進7カ国(G7)トップの2・0%と見込む。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年実施した金融緩和も景気を下支えしたが、トランプ氏は「利下げ実施が遅すぎた」と批判した。