Wednesday, January 22, 2020 9:22 AM

暖冬で野菜値下がり ハクサイなど4〜35%安

 農林水産省が22日発表した全国小売店での野菜販売価格の動向(13〜15日時点)によると、キャベツやハクサイなど調査対象の8品目で平年に比べて4〜35%安い価格となった。暖冬で生育が順調に進んで出荷が増える一方、鍋物用などの需要が伸び悩んでいることが影響した。消費者にとっては恩恵だが、農家は対応に苦慮している。

 農水省が全国470店舗の小売価格を調べた。鍋物の定番の具材として使われるハクサイは平年より22%安く、1キロ当たり146円だった。キャベツは34%安の143円、ネギは14%安の668円、ダイコンは20%安の146円となった。

 最も値下がり率が大きかったのはレタスの35%安で、ホウレンソウやトマトも安くなった。昨秋までに収穫した在庫を出荷しているタマネギは4%安にとどまった。(共同)