Wednesday, January 22, 2020 9:22 AM
新型肺炎でWHOが会合 緊急事態宣言の可能性も
【ダボス(スイス東部)共同】世界保健機関(WHO)は22日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するか否かなどを協議するため、専門家による緊急委員会を開催した。
緊急事態宣言が出される可能性もあり、実際に出されれば昨年7月のコンゴ(旧ザイール)でのエボラ出血熱以来となる。発症者は最初に確認された中国湖北省武漢市にとどまらず、日韓両国や台湾、タイのほか米国にまで広がっており、WHOの対応が注目される。
WHOは21日の記者会見で、発症者が最初に確認された武漢市に専門家を派遣しており、近く調査が終了するとしていた。当初、感染者の多くは武漢市の海鮮市場を訪れていた人が大半だったが、治療した医療従事者からも発症が確認されており、人から人への大規模な感染拡大も懸念される。
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