Thursday, January 23, 2020 9:44 AM

証人尋問実施7割が支持 米弾劾裁判、野党追い風

 【ワシントン共同】ロイター通信が22日発表した世論調査によると、米上院の弾劾裁判で焦点となっている証人尋問について72%が認めるべきだと回答した。ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を呼びトランプ大統領のウクライナ疑惑を裏付ける新たな証言を引き出したい野党民主党に追い風となる。

 証人尋問は上院(定数100)の過半数の賛成で実現する。与党共和党が53人で多数派を握っており、民主党は過半数の確保へ4人の切り崩しに全力を挙げている。

 トランプ氏に批判的なロムニー氏や、リベラル層の強い東部メーン州選出のコリンズ氏ら共和党穏健派議員数人が前向きな考えを示している。民主党は22日始まった冒頭陳述を通じて世論の喚起を図りたい考えだ。