Monday, January 27, 2020 9:15 AM
政敵調査、軍事支援の条件 ボルトン氏指摘と報道
【ワシントン共同】ボルトン前米大統領補佐官が近く出版予定の著書の草稿で、トランプ大統領がウクライナに軍事支援を再開する条件として、政敵バイデン前副大統領(野党民主党)の調査を求めていたと指摘していることが分かった。ニューヨーク・タイムズが26日報じた。
ウクライナ疑惑を巡る米上院の弾劾裁判で、トランプ氏の弁護団は軍事支援再開とバイデン氏調査は関係ないと否定している。昨年9月に辞任するまで国家安全保障問題担当として政権中枢にいたボルトン氏から食い違う証言が出たことは、同氏の証人尋問を求める民主党に追い風となる。
同紙によると、ボルトン氏は著書の草稿で、昨年8月にトランプ氏に対し、凍結されていたウクライナに対する3億9100万ドル(約426億円)の軍事支援を予定通り実施するよう求めたと明らかにした。トランプ氏は、ウクライナ側がバイデン氏らの資料を引き渡すまで支援したくないと答えたという。
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