Monday, January 27, 2020 9:16 AM

民主候補、初戦へ舌戦 弾劾裁判合間に現地入り

 【ワシントン共同】11月の米大統領選でトランプ大統領打倒を狙う民主党の有力候補らは26日、候補指名争い初戦の党員集会が1週間後に迫ったアイオワ州で舌戦を展開した。大統領弾劾裁判で自由に動けない上院議員の一部候補らは裁判のない日曜日の26日を狙って現地入りし、支持者集会を開いて浸透を図った。

 同州の各種世論調査の平均支持率でバイデン前副大統領と首位を争うサンダース上院議員は集会で、中国など各国と連携して気候変動対策に取り組むと力説。映画監督マイケル・ムーアさんや最左派のオカシオコルテス下院議員が応援に駆け付けた。

 一度は首位に立ったが最近は4位に沈んでいる左派のウォーレン上院議員は富裕層への増税などで「労働者の家族を守る」と強調しつつ、「市場経済を支持している。ルールなき市場経済に反対なだけだ」と中道派にもアピールした。