Tuesday, January 28, 2020 9:37 AM

映画興収最高2611億円 19年、入場1億9000万人超

 日本映画製作者連盟(映連)は28日、2019年の映画概況を発表した。アニメ「天気の子」やディズニー映画「アナと雪の女王2」「アラジン」などが大ヒットし、邦画と洋画を合わせた国内興行収入(興収)の総額は前年比17.4%増の2611億円で過去最高となった。これまでの最高は16年の2355億円。

 入場者数は1971年以来、48年ぶりに1億9000万人を超えた。映連の岡田裕介会長は「シネコンが皆さんに定着し、(映画業界の)悲願の2億人までいま一歩のところまで来た」と語った。

 興収総額のうち邦画が占める割合は54.4%。12年連続で洋画を上回り、邦画興収は前年比16.5%増の1421億9000万円。1位「天気の子」(140億円)を筆頭に、2位「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」(93億円)、4位「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE」(55億円)など、上位5作中4作がアニメだった。(共同)