Thursday, January 30, 2020 9:26 AM

ゴーン前会長に逮捕状 レバノンへ不法出国容疑

 東京地検特捜部は30日、不法に出国したとして入管難民法違反容疑で、保釈中にレバノンへ逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン容疑者(65)の逮捕状を取った。逃亡を手助けしたとして、犯人隠避と入管難民法違反ほう助の疑いで、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(59)ら米国籍の男3人の逮捕状も取った。日本政府は近く、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて3人を国際手配する方針。

 他の2人は、テイラー容疑者と活動を共にしたことがあるジョージ・ザイエク容疑者(60)と、テイラー容疑者の息子ピーター・テイラー容疑者(26)。

 地検によると、ピーター容疑者は昨年7〜11月、ゴーン容疑者の弁護人を務めた弘中惇一郎弁護士の東京都内の事務所で、ゴーン容疑者と4回面会。同12月には逃亡前日を含めて2回会っていた。地検は逃亡の相談をしたとみている。(共同)