Friday, January 31, 2020 9:28 AM

証人尋問是非、採決へ 米弾劾、否決で即日無罪も

 【ワシントン共同】米上院の弾劾裁判は31日午後(日本時間2月1日午前)、野党民主党が求める証人尋問の是非について採決する。実現に必要な過半数の賛成確保は微妙な情勢。否決されれば、すぐに評決に入りトランプ大統領に無罪を出すべきだとの意見が与党共和党内で強まっており、与野党の攻防は大詰めを迎えている。

 上院は定数100で過半数の賛成には多数派の共和党から4人の造反が必要。これまでにトランプ氏に批判的な党重鎮ロムニー氏が賛成する意向を表明、リベラル層の強い東部メーン州選出の共和党のコリンズ氏も30日夜の審議終了後、賛成を明言した。

 その一方、党派にとらわれない政治姿勢で知られ、造反の可能性が取り沙汰されていたアレグザンダー氏は30日夜に反対を声明で発表。無党派層を支持基盤とするマカウスキ氏は態度を明かしていないが、賛成に回っても過半数には、もう1人必要となる。