Monday, February 03, 2020 9:20 AM

中央アジアの5外相と会談 米、対中露けん制の見方も

 【モスクワ共同】ポンペオ米国務長官は3日、ウズベキスタンの首都タシケントで、中央アジア5カ国との外相会談を行った。会談は、旧ソ連の中央アジア諸国を勢力圏と見なすロシアや、巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げ中央アジアへの経済進出を強める中国に対するけん制との見方も出ている。

 会談ではアフガニスタン情勢や、中国当局による少数民族ウイグル族の弾圧問題、過激派組織「イスラム国」(IS)の要員としてシリアなどで戦闘に参加した中央アジア各国の国民の帰還問題などがテーマとなる見通し。

 米国と中央アジア5カ国の外相は2015年11月にウズベキスタンで定期協議の枠組みとして「C5プラス1」を立ち上げることで合意。昨年9月にはニューヨークでこの枠組みで4度目の外相会談が行われた。