Monday, February 03, 2020 9:21 AM

トルコとシリア大規模交戦 砲撃に反撃「30人超殺害」

 【イスタンブール共同】シリア反体制派の最後の拠点、北西部イドリブ県で3日、シリアのアサド政権軍からの砲撃を受け、トルコ軍兵士ら6人が死亡した。トルコのエルドアン大統領は軍が46カ所に反撃し、アサド政権軍の30〜35人を殺害したと述べた。両国の直接交戦は極めてまれで、最大規模の被害となった。応酬が激化する可能性がある。

 反体制派に情報網を持つシリア人権監視団(英国)は政権側13人の死亡を確認したとしている。

 トルコ・イスタンブールで記者会見したエルドアン氏は「(攻撃に対して)沈黙するわけにはいかない。今後も報復攻撃を続ける」と強調した。一方、アサド政権の後ろ盾であるロシアとは対話を続ける方針を示した。