Tuesday, February 04, 2020 9:19 AM

ロシア問題、聴聞会公開を WADAがCASに要望

 【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は3日、ロシアの不正を認定して同国選手団を東京五輪・パラリンピックを含む主要国際大会から4年間除外した昨年12月の処分を巡り、決定を不服として提訴したロシア反ドーピング機関(RUSADA)との係争は聴聞会を公開で実施するようスポーツ仲裁裁判所(CAS)に要望したと発表した。

 WADAのニグリ事務総長は「世界中の大きな関心を集めている。誰もが過程を理解して議論を聞けるよう、公開の場で行われるべきだ」と主張した。

 CASでは昨年11月、競泳男子五輪金メダリストの孫楊(中国)によるドーピング検査の妨害疑惑に絡んで開かれた聴聞会が、異例の公開となった例がある。