Wednesday, February 05, 2020 9:17 AM

中国死者500人に迫る 新型肺炎、香港は隔離措置

 【北京、香港共同】中国国家衛生健康委員会は5日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる中国本土の死者が計490人になったと発表した。4日に65人増えた。感染者は3887人増え、計2万4324人となった。

 香港政府の林鄭月娥行政長官は5日、記者会見で、肺炎拡大への対策強化のため、中国本土から香港に入境する全ての人に14日間の強制検疫を実施すると発表した。事実上の隔離措置とみられる。実施は8日から。

 香港では4日に新型肺炎による初の死者が出るなど感染拡大が深刻化。中国との境界の全面封鎖を求めて、看護師らによる労働組合が3日からストライキを続けるなど、林鄭氏の新型肺炎対策への批判が強まっていた。