Thursday, February 06, 2020 9:35 AM
年金受給22年に75歳から可 自民部会、関連法案を了承
自民党は6日、厚生労働部会などの合同会議を開き、厚生年金の加入対象拡大を柱とする年金制度改革関連法案を了承した。公的年金を受け取り始める年齢の選択肢を75歳まで広げるのは2022年4月となることも盛り込まれた。公明党もこの日の会合で了承した。政府は、自民、公明両党の党内手続きを経て3月上旬に閣議決定する。
フルタイム勤務の人が入る厚生年金は、パートなど非正規労働者の場合、従業員501人以上の企業で週20時間以上働くことなどが加入要件となっている。22年10月に従業員101人以上、24年10月には51人以上に引き下げる。国民年金に比べて支給額が手厚い厚生年金の加入者を増やすことを目指す。
公的年金の受給開始時期は65歳が基本となっているものの、現在60〜70歳の間で選択できる。これを60〜75歳に拡大する。75歳から受け取ると、65歳開始に比べて毎月の年金額は84%増える。元気な高齢者に長く働いてもらう狙いだ。(共同)
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