Friday, February 07, 2020 9:23 AM

客船の代替ルート策定急ぐ 感染疑い受け米運航会社

 【ロサンゼルス、香港共同】新型コロナウイルス感染の疑いを巡って日本政府から入港しないよう要請された香港発のクルーズ船「ウエステルダム」の運航会社は6日、当初のルートに代わる新たな運航計画の策定を急いでいると明らかにした。横浜港に寄港した後の今月15日から予定していた次のクルーズは中止するとした。

 台湾メディアは、ウエステルダムが4日に南部高雄に寄港した際、38人に発熱などの症状があり当局が慎重を期して下船を拒んだと伝えたが、同社は「船内での感染は確認されていない」としている。

 この運航会社はシアトルに拠点を置く「ホーランドアメリカライン」。同社によると、ウエステルダムは沖縄県の石垣島に寄港した後、那覇、長崎、福岡を経て15日に横浜港に入る予定だった。