Friday, February 07, 2020 9:24 AM

最若手と左派候補が軸に 民主争い、第2戦へ

 【ワシントン共同】民主党の大統領選候補者選びの初戦、アイオワ州党員集会は、6日発表の最終集計結果でも勝者が確定しなかったが、最若手の中道、前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)と、左派サンダース上院議員(78)が抜け出した。0.1ポイント差で競り合ったこの「2強」が、11日の第2戦、ニューハンプシャー州予備選でも軸になる。

 6日時点の同州の平均支持率では、サンダース氏が24.8%でトップ。アイオワの勢いを受けてブティジェッジ氏は急上昇し20.0%と激しく追い上げている。一方、バイデン前副大統領(77)は14.5%に急落し、早くも正念場を迎えた。

 アイオワ州を巡っては、6日にようやく最終結果の発表にこぎ着けたが、不正確な部分が含まれているとされ、米主要メディアは「勝者が確定できない」と報じた。大統領選史の汚点になりかねず、皮切りとして重視されてきた特権的地位が揺らぐのは必至だ。