Tuesday, February 11, 2020 9:31 AM

中国浙江省も入国拒否検討 滞在外国人、湖北省に加え

 政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、中国浙江省に滞在歴がある外国人の入国を拒否する方向で検討に入った。浙江省でも感染が広がっているとして、既に実施している湖北省からの入国拒否措置の対象を拡大する判断に傾いた。政府関係者が11日、明らかにした。水際対策強化の一環となる。浙江省は日系企業の進出も多く、経済に影響を与えるとの懸念が強まりそうだ。

 政府は12日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席する対策本部を官邸で開き、今後の対応策を協議する。

 中国側の11日の発表によると、10日までに確認された感染者数は浙江省で1117人。日本政府は、感染者数の推移や中国側の対応措置などをみて、浙江省の入国拒否について最終判断する考えだ。被害が最も大きい武漢市がある湖北省の感染者は3万1728人で、死者は974人となった。(共同)