Wednesday, February 12, 2020 9:23 AM

暴行自演で米俳優起訴 取り下げ後、再度判断

 【ニューヨーク共同】イリノイ州シカゴの大陪審は11日、憎悪犯罪(ヘイトクライム)を自作自演し、警察に虚偽の被害を届け出たとして、黒人俳優を起訴した。米メディアが伝えた。

 起訴されたのはジャシー・スモレット被告(37)。この件で昨年2月にいったん訴追されたが、検察当局は同3月に突然訴追を取り下げ、波紋を呼んでいた。検察当局の対応を検証するため特別検察官が指名され、精査後に改めて判断が示された。

 自身が同性愛者だと公表しているスモレット被告は昨年1月、シカゴの路上で男2人に殴られたと通報。2人が黒人や同性愛者を差別する言葉を口にしたと訴えていたが、後に被告が犯人役の2人に報酬を支払っていたことが判明した。