Wednesday, February 19, 2020 9:07 AM
亡命公使、文政権に疑問 脱北者の地位向上へ出馬
【ソウル共同】2016年に韓国に亡命した北朝鮮の元駐英公使で、4月の韓国総選挙に保守系最大野党から出馬する太永浩氏が19日、ソウル市内で記者会見し、国会議員として韓国で暮らす北朝鮮脱出住民(脱北者)の地位向上や教育環境の改善に向けた法案を作成したいと抱負を述べた。文在寅政権の北朝鮮政策に疑問も投げ掛けた。
太氏は韓国政府が昨年11月、北朝鮮の船舶で同僚ら16人を殺害したとされる20代の男2人の身柄を確保し、北朝鮮に強制送還したことを問題視。
2人は犯罪が立証されていなかった上に韓国側に助けを求めていたとして「川で溺れている人がいれば、犯罪者かどうかを考える前に、まず助けるのが人というものだ。これは間違いだと思った」と述べた。この件が出馬を決断する転機になったとし、同様の事態が起きないよう法整備が必要だとも指摘した。
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