Thursday, February 20, 2020 9:27 AM
健闘グリズリーズの原動力 1年目の司令塔モラント
プロバスケットボールNBAで渡辺雄太がツーウエー契約を結ぶグリズリーズが前半戦を28勝26敗と勝ち越して折り返した。西カンファレンスでプレーオフ圏内の8位と健闘するチームの原動力となっている1年目の司令塔ジャ・モラント(20)は「前半戦はまずまずという感じ。常に成長の余地はある」と浮かれずに総括した。
ドラフト全体2位で入団。身長191センチとリーグで上背のある方ではないものの、同じポイントガードで身長も変わらない2016〜17年シーズンの最優秀選手、ラッセル・ウエストブルック(ロケッツ)を思わせる抜群の身体能力を誇る。ここまで1試合平均17.6得点、7.1アシストと安定した数字を残しており、新人王の有力候補に挙がる。ウエストブルックも「非常に落ち着いている。プレーの仕方、身体能力、スピードと確かに似ている」と自身との共通点を認めた。
経済誌フォーブス(電子版)による各球団の資産価値ランキングでグリズリーズは最下位の30位。球団の顔だったマルク・ガソルも昨季途中にラプターズへ去り、再建期に突入したチームに対する開幕前の注目度は決して高くなかった。モラントは「自分たちは人々が間違っていると証明し続けるだけ」と反骨心を胸にコートで奮闘。「今、いいところにいると感じる。満足せずに進み続けないと」と後半戦を見据えた。(共同)