Thursday, February 20, 2020 9:30 AM

ボーイング税制優遇停止へ 通商紛争でワシントン州

 【ラスベガス共同】航空機大手ボーイングと欧州エアバスへの補助金を巡る米国と欧州連合(EU)の通商紛争に絡み、ボーイングの税制優遇措置を停止する法案が19日、同社が拠点を置くワシントン州議会に提出された。AP通信が伝えた。

 ボーイングが要請した。世界貿易機関(WTO)の上級委員会は昨年3月、同州の税制優遇は協定違反と判断。年内にもEUの報復関税を承認する見通しとなっており、それを回避する狙いとみられる。

 法案が可決・成立すればボーイングは40%の減税措置が受けられなくなる。