Thursday, February 20, 2020 9:31 AM

ドイツのバーで銃撃、9人死亡 背景に極右思想か

 【ハーナウ共同】ドイツ西部ハーナウで19日夜、男が2軒のバーで銃撃し、少なくとも9人が死亡した。重傷者も複数いるもよう。地元メディアが報じた。男は逃走したが、自宅で死亡しているのが見つかった。当局の対テロ担当部署が捜査を始めた。

 容疑者は市内のドイツ人の男(43)で、ドイツ大衆紙ビルト電子版は20日、犯行声明を残していたと報道。特定の民族の殺害に言及しており、背景に極右思想があったと伝えた。

 メルケル首相は20日「人種差別や憎しみは毒だ。この毒はわれわれの社会に存在する」と述べ、人種差別や憎しみがあまりにも多くの犯罪をもたらしたと非難した。