Friday, February 21, 2020 9:21 AM

米携帯2社合併比率見直し ソフトバンクは24%に低下

 【ニューヨーク共同】ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話4位スプリントと3位TモバイルUSは20日、2018年4月に合意した合併比率を見直したと発表した。ソフトバンクの保有比率は約27%から約24%に低下。Tモバイルの親会社ドイツテレコムは約42%から約43%に上昇する。

 両社の合併発表後、業績不振のスプリントは株価が低迷した一方で、Tモバイルは契約者が増えて株価が上昇しており、合併後の新会社の主導権を握るドイツテレコムが保有比率の見直しを望んだもようだ。

 両社の合併計画を巡り、ニューヨーク州などが計画の差し止めを求める訴えを起こしたが、連邦地裁は11日、合併を容認する判断を示した。ニューヨーク州は16日、上訴を断念すると発表した。