Monday, February 24, 2020 8:57 AM

GAFA社員は左派に献金 トランプ氏は不人気

 【ニューヨーク共同】11月の米大統領選候補者の選挙資金集めで、民主党左派のサンダース、ウォーレンの両上院議員がグーグルやアップルなど「GAFA」と呼ばれるIT大手の社員から多くの献金を集めていることが24日、分かった。一方、再選を目指す共和党のトランプ大統領への献金額は首位サンダース氏の30分の1と、不人気ぶりを示している。

 米経済をけん引するIT業界は世界中から優秀な人材を集めており、トランプ氏の強硬な移民政策に反対している。リベラル派が多いとされ、格差問題の是正を打ち出し、米政治の大幅刷新を訴えるサンダース、ウォーレン候補への期待感が献金額に表れた形だ。ただ、経営側は、両候補が主張する大企業への規制強化には「神経質になっている」(ウィスコンシン大のパウエル准教授)。

 米国では献金者の名前や勤務先などを開示している。それに基づく政治資金監視団体センター・フォー・レスポンシブ・ポリティクスの調査によると、民主党候補指名争いで有力視される4人のうち、今月3日時点の献金額はサンダース氏が約70万2000ドル(約7800万円)、次いでウォーレン氏の約54万8000ドル。