Tuesday, February 25, 2020 9:26 AM
医療物資の北朝鮮搬入許可 感染対策で安保理制裁委
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は24日までに、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)が新型コロナウイルス対策として申請していた医療関連物資の北朝鮮搬入の制裁除外を認めた。医療態勢の脆弱な北朝鮮で感染が拡大する事態を懸念し、制裁対象に該当しない人道支援物資と判断したもようだ。
IFRCの除外申請は20日付で、制裁委は翌21日に認めた。北朝鮮はこれまでに感染者は出ていないと主張している。世界保健機関(WHO)や国連児童基金(ユニセフ)は既に医療関連物資を北朝鮮に提供。北朝鮮は国際医療援助団体「国境なき医師団」(MSF)にも7日に医療関連物資などの支援を要請した。
制裁除外が認められた物資は、ウイルスを高精度で検出するPCR検査の装置1台や手術用マスク4000枚、手袋1万組、使い捨ての医療用ガウン200着などで、いずれも空輸される。
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