Wednesday, February 26, 2020 9:12 AM

左派独走阻止へ論戦か 南部初戦前に民主討論会

 【チャールストン共同】11月の米大統領選で政権奪還を目指す民主党の候補者討論会が25日、サウスカロライナ州チャールストンで開かれた。候補指名争いの序盤戦を優勢に進める左派サンダース上院議員(78)が独走態勢に入るのを止めようと、バイデン前副大統領(77)ら中道候補が激しい論戦を仕掛けることが予想される。

 指名争いのヤマ場「スーパーチューズデー」が3月3日に迫る中、序盤3州の予備選で波に乗るサンダース氏は、政治専門サイトのリアル・クリア・ポリティクスがまとめた全米での平均支持率が28.8%と、2位のバイデン氏に10ポイント以上の差をつけてリードしている。

 バイデン氏や中道若手の前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)らは、サンダース氏が唱える公的な国民皆保険制度導入や大学無償化といった政策は財源などの裏打ちが不足していると批判している。