Thursday, February 27, 2020 9:05 AM

中国、記者追放巡り米批判

 【北京共同】中国外務省は27日までに、米政府が中国の記者の追放を検討していることに関し、華春瑩報道局長が米側に厳正な申し入れを行ったと発表した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の新型肺炎に関するコラムを巡るポンペオ米国務長官の発言も批判した。

 華氏は、米側が米国駐在の記者の活動を制限すれば「中国は踏み込んだ対応を取る」と表明。ポンペオ氏に対しては「言論の自由を名目にWSJの深刻な過ちを擁護している」と非難した。

 WSJは新型肺炎を巡り「中国はアジアの病人」と題したコラムを掲載。中国はWSJ記者の記者証を取り消した。ブルームバーグ通信は、米政府が報復として中国の記者の追放を検討していると報道。ロイター通信によると、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の報道官はさまざまな対応を検討していると明らかにした。