Friday, February 28, 2020 10:01 AM

米タリバン和平合意へ アフガン、きょう署名式

 【ドーハ共同】米国とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンとの和平合意に向けた動きが28日、最終段階を迎えた。合意の前提となる7日間の暴力削減措置が同日終わり、タリバンの攻撃は大幅に減少。このまま大規模なテロなどがなければ、双方は29日に合意署名式を中東カタールで開く。

 トランプ米政権は合意後、アフガン駐留部隊を現行の1万2000〜1万3000人から8600人に減らし、さらなる削減を検討する方針。2001年から続く「米史上最長の戦争」終結に向け、大きく前進する。

 署名式はカタールの首都ドーハのホテルで開かれる予定。アフガン政府も代表団を派遣し、署名式後に捕虜の解放についてタリバンと協議する方針。タリバンは政府を「欧米諸国のかいらい」と非難し、これまで直接対話を拒否してきた。タリバンによると、署名式には日本を含む諸外国や国連機関などが招待されているという。