Monday, March 02, 2020 9:23 AM

マニラの商業施設で発砲 男投降、一時30人を人質

 【マニラ共同】フィリピン警察によると、マニラ首都圏サンフアン市のショッピングモール内で2日午前、男が発砲した後、約30人の人質を取って立てこもった。1人が撃たれてけがをし、病院に搬送された。モールは封鎖され、客らは外に避難。男は同日夜、警察の説得を受け投降、人質は解放された。

 地元メディアは、男は30代前半のモールの警備員で、2週間無断欠勤していたと報じた。警察によると、男は既に解雇されており、同僚の警備員と公平に扱われなかったとの趣旨の主張をしている。待遇への不満から事件を起こした可能性がある。

 警察によると、男は銃と手投げ弾を所持。人質になったのは大半がモール内の店舗の従業員とみられる。撃たれたのは別の警備員で、命に別条はない。在フィリピン日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。