Monday, March 02, 2020 9:23 AM

西部州が緊急事態宣言 初の新型肺炎死者受け

 【ロサンゼルス、ワシントン共同】ワシントン州キング郡の保健当局は2月29日、同州で新型コロナウイルスの感染者が死亡したと発表した。50代男性で持病があった。米国内で初の死者で、他にも感染者が見つかっており、インズリー知事は州の緊急事態を宣言した。

 ワシントン州ではシアトル近郊の介護施設で、70代の女性入所者と40代の女性職員の感染が判明、入所者と職員計50人以上の体調不良が報告されている。医療・介護の専門職の感染や施設内での流行が疑われる米国初のケースとなった。

 キング郡の当局者や疾病対策センター(CDC)によると、いずれも感染につながる人との接触や感染地域への渡航歴は確認されていない。