Monday, March 02, 2020 9:23 AM

ブティジェッジ氏撤退 民主初戦勝利の中道若手

 【ワシントン共同=田中光也】米大統領選の民主党候補指名争いで、中道若手の前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)が1日、撤退を表明した。若さを武器に初戦のアイオワ州党員集会で勝利したが、全米での知名度不足から伸び悩み、黒人票の獲得でも苦戦。2月29日の第4戦、サウスカロライナ州予備選では惨敗していた。残る有力候補は70代にほぼ絞られた。

 民主党内では14州の予備選などが集中する3日の「スーパーチューズデー」を前に、全米支持率首位の左派サンダース上院議員(78)に対抗するため、中道の候補を一本化すべきだとの意見が広がっている。今後はバイデン前副大統領(77)と、3日から初参戦する大富豪のブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)のいずれが中道候補として生き残るかが焦点となる。

 ブティジェッジ氏は1日、サウスベンドでの支持者集会で「道が開けないまま参戦し続ける影響を考慮した。トランプ大統領を倒すために団結しなければならない」と述べた。