Monday, March 02, 2020 9:24 AM
イスラエル与野党拮抗 3度目総選挙、投票始まる
【エルサレム共同】1年間で3度目となるイスラエル国会総選挙は2日、投票が行われた。収賄罪などで起訴されたネタニヤフ首相の続投の是非が最大の焦点だ。次期政権を左右する連立協議の枠組みで、ネタニヤフ氏を支持する右派・宗教系勢力が過半数の議席を確保できるかどうかが鍵になる。最新の世論調査では与野党の支持が拮抗し、接戦となっている。
即日開票され、3日午後(日本時間同夜)にも大勢判明の見通し。単独政党が過半数を確保する可能性は低い。次期政権の枠組みは、トランプ大統領が1月下旬に発表したパレスチナ問題を巡る中東和平案の行方にも影響しそうだ。有権者は約640万人。
昨年4月、同9月と同様、ネタニヤフ氏が党首の与党、右派「リクード」と、ガンツ元軍参謀総長率いる最大野党の中道政党連合「青と白」が二大勢力。複数の最新の世論調査によると国会定数120のうち、両党の予想獲得議席数はともに33〜35。連立協議の枠組みでは「リクード」が中心の右派・宗教系勢力が56〜58で、中道・左派系勢力も過半数に届いていない。
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