Tuesday, March 03, 2020 9:20 AM

開業5年目は790万人 北陸新幹線、台風被害響く

 JR西日本金沢支社は3日、北陸新幹線の5年目(2019年3月14日〜20年2月末)の利用者数が、前年同期比6%減の790万6000人だったと発表した。昨年10月の台風被害による運休に加え、今年2月に入ってからは新型コロナウイルスの感染拡大が影響した。

 月別に見ると、19年10月は台風で東京-金沢の直通運転を約2週間取りやめたことが響き、前年同月比47%減の41万4000人だった。20年2月は同8%減の56万5000人。同社は「台風の被害から持ち直しつつあったが、コロナウイルスの影響で再び減少しており、先が見通せない」と説明している。

 一方、昨年春は改元に伴う10連休があり、19年4月は同8%増の70万4000人、5月は同3%増の75万1000人と利用が好調だったとしている。(共同)