Tuesday, March 03, 2020 9:23 AM

米の記者数制限に反発 中国外務省、対抗示唆

 【北京共同】中国外務省の趙立堅副報道局長は3日の記者会見で、米政府が中国共産党・政府系メディア5社の記者などとして米国内で働く職員の人数に上限を設けると発表したことに対し「断固たる反対と強い非難」を表明した。方針の撤回を求め、対抗措置を取ることを示唆した。

 趙氏は、米側の措置は「中国メディアに対する政治的な圧力だ」と強調。昨年以降、米国が21人の中国メディア記者へのビザ発給を拒否したと批判し、人数制限を撤回しなければ「中国は相応の措置を取る権利がある」と訴えた。

 対抗措置の具体的な内容は明らかにしなかったが、中国に駐在する米メディアの記者らの人数を制限する可能性がある。