Wednesday, March 04, 2020 9:34 AM

支持伸びず、戦略再検討へ 初参戦のブルームバーグ氏

 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補指名争いで、大富豪の中道ブルームバーグ前ニューヨーク市長の陣営幹部は3日、初参戦したスーパーチューズデーで支持が伸び悩んだ結果を踏まえ、選挙戦略を見直す考えを示した。米主要メディアが伝えた。

 民主党主流派を中心に、左派サンダース上院議員に対抗するため中道候補をバイデン前副大統領に一本化する流れが強まっており、ブルームバーグ氏に対する撤退圧力が強まる可能性がある。

 ブルームバーグ氏は昨秋、他候補より遅れて出馬表明。2月の序盤4戦への参加を見送り、巨額の自己資金を投入して大量のテレビCMを流す異例の戦略を取り、全米支持率では3位まで浮上した。ただ、他陣営から「選挙をカネで買おうとしている」との批判を浴びたほか、討論会でも精彩を欠いていた。