Wednesday, March 04, 2020 9:35 AM

バイデン氏復活、9州勝利 指名争い、2強対決へ

 【ロサンゼルス共同=仲井大祐】米大統領選の民主党候補指名争いは14州の予備選が集中した3日のスーパーチューズデーで、首位だった左派サンダース上院議員(78)に中道バイデン前副大統領(77)が猛追し激戦になった。序盤で低迷したバイデン氏は中道候補一本化の流れを受けて復活し、9州で勝利。サンダース氏は3州を制し、最大票田のカリフォルニア州でリードした。両候補による2強対決の構図が鮮明になった。

 米主要メディアによると、バイデン氏はテキサスを含む南部7州で勝利。メーン州は接戦となった。今後はフロリダやミシガンなどの重要州で予備選が毎週行われ、激しい攻防が続きそうだ。

 バイデン氏は2月末のサウスカロライナ州での勝利を境に低迷していた支持率が急回復。ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)やクロブシャー上院議員(59)ら撤退した中道候補から相次ぎ支持表明を受け、勢いを盛り返した。