Thursday, March 05, 2020 9:40 AM

左派、挽回へ結集模索 中道対抗でサンダース氏

 【ロサンゼルス共同】米大統領選の民主党候補者選びで、左派サンダース上院議員(78)は4日、中道候補の一本化に成功したバイデン前副大統領(77)に対抗するため、同じ左派のウォーレン上院議員(70)への働き掛けを始めた。3日のスーパーチューズデーで劣勢に立たされたサンダース氏が挽回のため左派勢力を結集できるかどうかが焦点になっている。

 ウォーレン氏は14州の予備選が集中したスーパーチューズデーで1州も勝てず、米メディアは4日、撤退の検討を始めたと伝えた。ただ撤退を決めた場合でも、サンダース氏とバイデン氏のどちらを支持するか決めていないという。

 サンダース氏は4日、地元のバーモント州バーリントンで開いた記者会見で、ウォーレン氏とこの日電話で話したことを明かし「選挙戦をどうするか考えていると言われた」と説明。「まだ時間がかかる」と指摘しながらも、今後の協力に期待を隠さなかった。ワシントン・ポスト紙によると、両陣営の幹部も協議を始めたという。