Thursday, March 05, 2020 9:41 AM

中道の前NY市長が撤退 バイデン氏に一本化

 【ワシントン、ロサンゼルス共同】11月の米大統領選の民主党候補指名争いで、中道の大富豪ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)は4日、選挙戦から撤退し、同じ中道のバイデン前副大統領(77)を支持すると表明した。指名レース序盤に躍進した左派サンダース上院議員(78)に対抗するため、中道候補をバイデン氏に一本化すべきだと判断した。

 ブルームバーグ氏は、予備選が集中した3日のスーパーチューズデーに初参戦したが、米領サモアでしか勝利できなかった。主要候補では左派ウォーレン上院議員(70)も惨敗が続いており、米メディアは4日、撤退の検討を始めたと伝えた。ただ撤退を決めた場合でも、誰を支持するか決めていないという。

 サンダース氏がウォーレン氏の協力を得て左派勢力を結集できるかどうかが焦点になっている。