Friday, March 06, 2020 10:08 AM

アフガン攻撃増加も静観 トランプ氏、撤退に意欲

 【ワシントン共同】トランプ大統領は5日、米国とアフガニスタン反政府武装勢力タリバンの和平合意署名後もタリバンによる同国政府への攻撃が増加している点について、静観する考えを示した。「タリバンも合意を達成したいはずだ」と述べ、駐留米軍の撤退実現に重ねて意欲を表明した。ペンシルベニア州でのFOXニュース主催の対話集会で語った。

 トランプ氏は、タリバンは複数の部族からなり、完全に統制が取れているわけではないとの認識を示した。その上で「一部のグループがアフガン政府軍を攻撃している」と指摘した。

 アフガンに駐留する米軍部隊は治安維持のための警察組織ではないと改めて強調し「あと20年も、100年も駐留させたくない。兵士たちを帰還させるべきだ」と述べた。