Friday, March 06, 2020 10:09 AM

アフガンで襲撃、27人死亡 少数派指導者の追悼式で

 【イスラマバード共同】アフガニスタンの首都カブールで6日、少数派ハザラ人の指導者の追悼式典で襲撃が起き、銃撃戦に発展した。ロイター通信によると、少なくとも27人が死亡、29人がけがをした。政権ナンバー2のアブドラ行政長官ら政府高官も出席していたが、いずれも無事だった。犯行声明は確認されていない。

 米国と反政府武装勢力タリバンが2月29日に和平合意に署名後、首都での大規模な攻撃が確認されたのは初めて。タリバンは犯行を否定した。アフガンのガニ大統領は「人道に対する攻撃だ」とツイッターで非難した。

 民放トロテレビによると、銃撃は政府側の和平交渉窓口となる「高等和平評議会」のハリリ議長の演説中に発生。武装集団が会場近くの建物に潜伏していたとみられる。