Friday, March 06, 2020 10:10 AM

加州集計で2強再接近も 米民主指名争い激戦続く

 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補指名争いで、14州の予備選が集中した3日のスーパーチューズデーは、最大票田のカリフォルニア州の最終結果が5日時点で出ていない。結果によっては中道バイデン前副大統領(77)と左派サンダース上院議員(78)の差が再び詰まる可能性があり、2強の激戦が続く見通しだ。

 党候補指名には全米の一般代議員計3979人の半数を超える1991人の獲得が必要。CNNテレビによると、東部時間5日夜(日本時間6日午後)時点でカリフォルニア州の開票率58%の数値を含めた推計獲得数は、スーパーチューズデー前は劣勢だったバイデン氏が552人で、サンダース氏の489人を引き離した。

 しかし全米最多の415人の代議員を抱える同州はリベラル色が強く、サンダース氏が優勢とも伝えられ、大幅に積み増す可能性もある。同州では3日付消印で6日までに地方選管に郵送で到着した票も集計するため、時間がかかっている。