Wednesday, March 11, 2020 10:15 AM

70歳就業法案、審議入り 衆院厚労委で趣旨説明

 希望する人が70歳まで働き続けられるよう、就業機会の確保を企業の努力義務とすることを柱とした関連法案は11日、衆院厚生労働委員会で趣旨説明が行われ、審議入りした。今国会での成立を目指し、2021年4月からの実施の見通し。

 加藤勝信厚労相は「高齢者や複数の職場で働く人らのセーフティーネット整備や就業機会確保を図り、誰もが安心して活躍できる環境づくりが重要な課題になっている」と説明、法案成立に理解を求めた。この日は質疑は行わなかった。

 法案は、現行の定年延長、定年廃止、継続雇用制度の導入の選択肢に加え、起業やフリーランスを希望する人への業務委託、自社が関わる社会貢献事業に従事させることを追加した。(共同)