Wednesday, March 11, 2020 10:16 AM

「核軍縮交渉に取り組む」 NPT発効50年で五大国

 【ワシントン共同】米英仏露中の核保有五大国の外相は10日、核拡散防止条約(NPT)発効50年を受け「核軍縮への効果的な措置に向けた誠実な交渉に取り組む」との共同声明を発表した。

 NPTは五大国のみに核保有を認める一方で、保有国に核軍縮に向けた誠実交渉義務を課している。ただ非保有国側には軍縮の取り組みが不十分だとの不満が強い。

 声明ではNPTが「核拡散の脅威を阻止するための国際的な取り組みに対し、不可欠な基盤を提供してきた」と評価。全ての国々などに対する安全保障を脅かさないという条件で「核兵器のない世界という究極の目標を支持する」とした。