Friday, March 13, 2020 11:31 AM
FRB、追加利下げ検討 新型コロナで下げ幅焦点
【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は17〜18日に金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。新型コロナウイルスの感染拡大による米経済への影響を注視し、追加利下げを検討する。市場は既に追加利下げを確実視しており、焦点は下げ幅に移っている。
FRBは3日、コロナウイルスによる景気失速懸念に対応するため、臨時のFOMCを開いて金融危機が起きた2008年以来となる緊急利下げを決めた。政策金利を4日付で0.5%引き下げ、年1.0〜1.25%とした。パウエル議長は記者会見で「今後数カ月は事態を注視し、適切に行動する」と述べ、追加利下げに含みを持たせた。
米国での感染者数は、その後も増加。大規模会議は相次いで中止され、航空会社やホテルなど旅行関連産業への悪影響も顕在化する。FRB内では「米国内での感染拡大ペースが金融政策決定の重要な判断要因になる」(ダラス連銀のカプラン総裁)との声がある。
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