Friday, March 13, 2020 11:31 AM

不法就労者帰国に戦々恐々 韓国から、タイで流行懸念

 【バンコク共同】タイ人の不法就労者が15万人以上に上る韓国で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、帰国希望者が続出。大量帰国がタイでの大流行につながる恐れがあるとして、市民が戦々恐々としている。地元紙も「これほど多くの潜在的な感染者に対応できるのか」と警告する。

 「心配する気持ちは分かるが、保健当局の準備はできている」。プラユット首相は3日、国民に冷静な対応を求めた。

 感染者は13日時点で75人だが、韓国は約8000人。政府は、韓国からの出国前に14日間隔離され、入国時に症状がなくてもさらに14日間隔離するとして、対策は万全だと説明する。