Monday, March 16, 2020 9:48 AM

ウーバー労組救済申し立て 団交拒否で都労委に

 食事宅配サービス「ウーバーイーツ」の配達員らでつくる労働組合「ウーバーイーツユニオン」は16日、会社側が団体交渉(団交)に応じないのは不当労働行為に当たるとして、東京都労働委員会に救済を申し立てたと発表した。

 配達員は会社側と雇用契約を結んでおらず、個人事業主扱いになっているが、ユニオンは「会社側が契約内容を一方的に決定し、配達員は事実上、依頼を拒否できない。労働者に当たることは明らかだ」と主張。前葉富雄執行委員長は「現場で困ったことや、サービスをよりよくするための提言を会社側に言えるようにしたい」と述べた。

 申立書によると、昨年10月3日の結成後、ユニオンは事故時の補償や、報酬制度などについて説明を求めるため会社側に団交を申請。(共同)